視覚的に点字を識別するための効率的な学習法の開発

点字学習者の指導や支援を行う上で、視覚的に点字を識別できることが有用である。そこで、視覚的に点字を識別するための効率的な学習法の開発を行う。

プロジェクト内容については,当該年度の活動報告書をご覧ください.

目的

点字学習者の指導や支援を行う上で、視覚的に点字を識別できると有用であり、効率的に学習できる学習法が求められている。従来の方法では、点字配列と対応する仮名の組み合わせを総当たりで学ぶ方法が採用されることが多いが、効率的でなく、誤学習のリスクがある。そこで本研究では、小原・大島・相澤(2015)のContingency Adduction手続きによる視覚的な点字学習の知見を応用し、効率的に視覚的に点字を学習する学習法の開発を行う。

内容

小原・大島・相澤 (2022) の Contingency Adduction 手続きを用いた視覚的な点字学習では、基本となる 12 種の点字の学習だけで、 35 種の点字を学習できることが期待できる方法であり、短い訓練期間で点字を学習で きる可能性が示された。この手法は、子音と母音の組み合わせで表現する仮名(か行 さ行 た行 な行、は 行、ま行、ら行)の学習に限られる。 そこで、本プロジェクトでは、Contingency Adduction 手続きによる点字 学習と異物見本合わせ手続きを組み合わせることで、2マスで構成される仮名 (濁音や半濁音)においても、最小 の訓練(か行5音)だけで、残りの濁音や半濁音の学習が成立するかの検証を行う。

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