研究プロジェクト
水生昆虫・土壌動物の分類学的研究及びその成果の教材化
生物学
分類学的研究が遅れている水生昆虫・土壌動物の研究を、新種記載も含めて行う。環境破壊がこれらのファウナに及ぼす影響を考察し、環境教育に於ける教材化を目指す。
ナツメボヤ科ホヤの卵透明性進化におけるマルチオミクス解析のための基盤整備
生物学
堀田 耕司(代表)
ナツメボヤ科のホヤ卵はおしなべて透明である。本研究ではこの卵の透明性進化の軌跡を追うためマルチオミクスの情報を整理し、進化的背景探索のための基盤づくりを行う。
グラフゼータ関数を用いた時空の基本的相互作用の探究
物理学
ユニタリー行列を付加したグラフゼータ関数は、格子ゲージ理論の強力な解析ツールになりえる。本研究では、この視点用いてゲージ理論の新たな解析手法を開発する。
インスリンの腸壁透過の促進因子に関する研究
化学
久保田 真理(代表)
糖尿病の治療として一般的であるインスリン注射を経口薬とするための基礎研究として,インスリンの腸壁透過の促進因子に関して検討することを目的とする.
成人不同視性弱視への点眼治療について
心理学
幼少期からの不同視性弱視においては、臨界期(生後1か月から8歳頃:2歳頃が最強)以降の弱視治療は困難と言われているが、15歳、19歳の成人でも治療可能であった。その視力向上の経緯と点眼薬、アトロピン硫酸塩(日点アトロピン点眼液®1%以下アトロピン)の作用時間の関係を示す。
視覚障害者がスマートスピーカーの対話型デバイスを活用するための基礎研究
心理学
視覚障害者が自力でスマートスピーカーを活用するために、スクリーンリーダーによる開発環境の検証を行うとともに、音声だけでわかりやすいコンテンツ製作の視点で対話モデルの構築を行う。
対象と事象の知覚体制化に関する実験的検討
心理学
視覚のみならず皮膚感覚など身体全体と環境との関係を「事象」知覚の枠組みから検討する。関係,生物らしさ,ベクションなど運動知覚とともに明るさの知覚を扱う。
トポロジカル・サイエンス
物理学
新田 宗土(代表),
阿武木 啓朗,
雨宮 史年,
石川 健三,
猪谷 太輔,
鵜沢 報仁,
衛藤 稔,
大橋 圭介,
鎌田 翔,
神中 俊明,
木原 裕充,
木村 太郎,
木村 哲士,
近藤 慶一,
高橋 大介,
土屋 俊二,
戸田 晃一,
疋田 泰章,
正木 祐輔,
宮本 朋和,
安井 繁宏,
吉井 涼輔,
横倉 諒,
チャッタルジー, チャンドラセカール,
エドモンズ,マシュー ジェームス,
フェヨシュ, ゲルゲイ ピーター,
マラ パスクワレ,
ロス,カラム ダンカン ヒュー,
居石 直久,
田屋 英俊,
藤森 俊明,
三角 樹弘,
甘利 悠貴,
西村 健太郎,
仇 澤彬,
濱田 佑,
フィリップ, グラス
超対称理論、量子色力学、素粒子論特に標準模型を越える物理、高密度クォーク物質・核物質、中性子星、高次元ソリトン、冷却原子気体、非従来型超伝導、マヨラナ・フェルミオンの非可換統計、量子計算。
絶滅危惧両生類の年齢構成と食性に関する保全生物学的研究
生物学
戸金 大(代表)
絶滅危惧両生類を対象に、骨組織を用いた年齢推定法による齢構成解析、標識再捕獲法による成長解析、胃内容物による食性解析を行い、生活史の解明の一助とする。
インターネット望遠鏡を利用した天文学教育に関する研究
物理学
国内外にインターネット経由で操作可能な望遠鏡(インターネット望遠鏡)を設置する活動と、これらを用いた天文学の研究課題開発と天文教育の普及に取り組んでいる。
ゼータ関数・テータ関数・楕円関数の挙動解明:数論・幾何学・物理学における発現と展開
数学
桂田 昌紀(代表),
池田 薫,
勝田 篤,
山田 裕史,経済学部・教授・宮崎 直哉;経済学部・教授・森藤 孝之;経済学部・教授・石川 昌治;経済学部・教授・河備 浩司(以上,専任研究員);九州大学・大学院・数理学研究院・名誉教授・勝田 篤;岡山大学・理学部・名誉教授・山田 裕史;群馬大学・大学院・理工学府・教授・天羽 雅昭;麻布大学・講師・廣田 裕士;早稲田大学・理工学術院・教授・本間 泰史;オハイオ大学・教授・児玉 祐治;日本大学・工学部・教授・野田 工;芝浦工業大学・システム理工学部・教授・鈴木 達夫;明治大学・理工学研究科・講師・吉田 尚彦;東京工業大学・理学院数学系・教授・五味 清紀;東京理科大学・理学部・数学科・助教・竹内 司(以上,兼任研究員)
本研究代表者はこれまで,主として解析的整数論 の立場から,種々のゼータ関数・テータ関数の漸近的挙動の解明を,解析的整数論固有の手法や,様々な特殊関数, 特に超幾何関数の性質を援用しながら推進してきた.ゼータ関数・テータ関数の漸近的挙動の解明は,古くはRiemannの著名な1958年の論文に深淵し,以関数の漸近的挙動の解明は,古くはRiemannの著名な1958年の論文に深淵し,以降,Hadamard, de Valee-Poussin, Weierstrass, Hardy, Littlewood, Ramanujan, Titchmarshらを通して,解析的整数論における多様な理論の源泉ともなる枢要な研究テーマであったが,近年この方面での成果が,微分幾何学や量子力学においても様々な形で有効・有意義な知見や視点をもたらすことが明らかになりつつある.本研究では, これまでの研究代表者の手になる研究を解析的整数論の視座からなお一層深化・拡大・進展させるのみならず,幾何学や数理物理学に造詣の深い協力研究者らの参加を仰ぎ,多方面の視座から,ゼータ関数・テータ関数・楕円関数の漸近的挙動の解明に係わる周辺諸課題についての問題意識の醸成を図るとともに,その更なる拡大と深化を目指す.
培養菌株のない日本産植物病原もち病菌の採集・培養・系統解析
生物学
もち病菌は患部が肥大する植物病原菌で,日本産固有植物に特異的な種が存在する。培養菌株のない既知種の採集・培養・系統解析により,もち病菌の分類を最新体系化する。
生育環境トレースと系統地理解析に基づくシネンシストウチュウカソウの産地識別
生物学
漢方薬に用いられる中国産シネンシストウチュウカソウを対象に,系統地理解析,および安定同位体比と微量金属元素組成の分析を行うことで,精度の高い産地推定を試みる。
アブラムシ社会の齢分業システムとその進化
生物学
単為生殖でクローン繁殖する社会性アブラムシ類を対象に、利他的階級である兵隊の齢と役割分担の関係を多角的に分析して分業システムの実態を解明し、その進化機構に迫る。
「細胞の意思」の多様性を探る : 細胞単体、 細胞集団、 多細胞生物体に即して
生物学
「細胞の意思」という観点から、 細胞単体の行動、 細胞集団における細胞間相互作用、 多細胞生物体における 細胞間相互作用、 そして多細胞生物体それ自体の行動を比較する。