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インターネット望遠鏡を利用した天文学教育に関する研究

国内外にインターネット経由で操作可能な望遠鏡(インターネット望遠鏡)を設置する活動と、これらを用いた天文学の研究課題開発と天文教育の普及に取り組んでいる。

目的

国内外にインターネット経由で操作可能な望遠鏡(インターネット望遠鏡)を設置して、いつでも・どこでも・だれでも天体観測できるような環境を整えるのが本プロジェクトの目的である。インターネット望遠鏡の設置と運営だけでなく、これらを用いて天文学の研究課題や学校の授業等で使えるような天文教育の課題の開発と提供などを行う。

内容

既に設置済みの慶應義塾ニューヨーク学院望遠鏡、ブレラ天文台メラーテ観測所望遠鏡、秋田大学望遠鏡(秋田県秋田市)、五藤光学研究所(東京都府中市)、防衛大学校(神奈川県横須賀市)、東海大学(神奈川県平塚市)に加えて、新たに宮城教育大学(宮城県仙台市)とブラジルへのインターネット望遠鏡の設置を目指す。また、慶應義塾ニューヨーク学院望遠鏡と秋田大学望遠鏡は新しい機器とシステムに入れ替えたので安定的な運用を行う。さらに、インターネット望遠鏡が利用できない場合でも仮想的に操作できるトレーニングモードを新規に開発する。
一方、インターネット望遠鏡を利用した天文教育の普及活動として、各地で開催される「青少年のための科学の祭典」および東海大学・富山県立大学・東北大学などでの科学イベントに出展予定である。インターネット望遠鏡を利用した天文教育のための観測課題開発と開発した課題を教育現場に提供することを目的とする「インターネット望遠鏡プロジェクト課題バンク(ITP課題バンク)」とともに既存の観測データを蓄積して利用するための「ITPデータバンク」を作る予定である。
プロジェクトは主要メンバーからなる運営委員会の下で進める。成果の検証と今後の活動方針を議論するシンポジウムを開催し、活動報告書を慶應義塾大学自然科学研究教育センターに提出する予定である。

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