化学の実験科目における機器分析環境の整備

化学実験における定量的な測定と観察を続けるための機器の整備を行うとともに、ガラスへの無電解ニッケルめっきの実験内容の見直しを行う。

プロジェクト内容については,当該年度の活動報告書をご覧ください.

事業概要

日吉キャンパスにおける文科系学部共通科目「化学Ⅰ・Ⅱ(実験を含む)」において、隔週で講義と実験が行われている。その実験内容について、これまで実験テーマの開発と改良を行ってきた。その中でも、分光器などの機器を導入したことで、定量的な測定や観察が可能となり、教育の質が向上した。ただし、測定機器に次第に経年劣化が現れるようになってきた。今年度は実験テーマ「キラリティ(左と右の区別)」の実験に使用する旋光計6台(2005年導入)について光軸調整ならびに干渉フィルターなどの交換修理を行った。また、「無電解めっきとフォトレジスト(鏡の作成)」の実験内容について見直しを行った。

成果・今後の展望・計画等

今年度の実験テーマの改良に関わる発表論文は、次の通りである。
  (1)向井知大、小畠りか、大場 茂「ガラスへの無電解ニッケルめっき実験の注意点」  
     慶應義塾大学日吉紀要、自然科学No. 63, 15-25(2018年)

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