電子書籍を用いた学習支援教材の開発
環境に関する授業を英語で行う場合、履修者の化学的基礎知識の差異を補う必要がある。授業の理解を促進させるために、図や映像を用いた専門用語の解説や、英語の発音を入力した電子書籍用の補助教材を開発する。
プロジェクト内容については,当該年度の活動報告書をご覧ください.
事業概要
来年度から新たにGICの科目として「科学と環境I(Chemistry for Life Sciences)」が開設される。授業は英語で行い,講座は全学部の学部学生に対して開かれている。そのため,履修者の化学的基礎知識にはかなり幅があると予想される。授業内容の理解を支援するために,図や映像を用いた専門用語の解説や,英語の発音を入力した電子書籍用資料を補助教材として作成した。
成果・今後の展望・計画等
電子書籍用資料の概要は,授業で聞き逃した部分を復習できるよう,授業で示すのと同様な図に,より詳しい解説文(英語)を加えた。また,例え英語が堪能であっても化学の専門用語にはなじみが薄い可能性を想定し,専門用語の日本語訳およびふりがなをつけた用語集を作成した。ふりがなは,英語も日本語も母国語としない学生を想定している。さらに,意欲のある学生に対して,授業内では詳細には行わない数式の導出などの解説も加えた。作成した電子書籍用資料は,希望する履修者に公開する予定である。日本人学生も含めて,授業の理解の補助として役立つと期待できる。