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自然科学研究教育センター講演会 第41回 終了

タンパク質でロボットを作る!?
2017.12.21
  • 日時 :
    2017年12月21日(木)16:40〜18:10
    16:40~18:10
  • 会場 :
    日吉キャンパス 第4校舎B棟2階 23番教室
  • 主催 :
    慶應義塾大学 自然科学研究教育センター
  • 講師 :
    平塚祐一 氏
    北陸先端科学技術大学院大学 准教授
  • 参加費 :
    無料(申込不要)
  • 対象 :
    学生・教職員・一般

このイベントは終了しました

講演要旨

 筋肉や心臓、または微生物がどのような仕組みで動いているか知っていますか? じつは大きさ数ナノメートルのタンパク質がその動きを生み出しています。これらはモータータンパク質とよばれ、目に見える動きのみならず細胞分裂や神経の伝達など様々な生命現象に関わるとても面白いタンパク質です。昨年のノーベル化学賞は「分子機械」の化学合成の研究に与えられましたがモータータンパク質は究極の分子機械とよばれ、ATPというエネルギーを使ってまさに機械的に筋肉などを動かしています。我々が手足を動かす度に何兆個(たぶんもっと多く)の分子機械が一斉にコツコツと動いていると想像すると壮観です。さて、このタンパク質を生体外に取りだして人工の機械の部品として利用することは可能でしょうか? 答えはYESです。
 人工的に作成した微小な構造物と組み合わせることで、タンパク質で動く回転モーターやディスプレイ、微小ベンチなどを作成することが可能になってきています。本セミナーでは、モータータンパク質の仕組みからタンパク質で動く夢の機械の作り方をやさしく解説したいと思います。

プロフィール

平塚祐一 氏
北陸先端科学技術大学院大学 准教授
学歴:北海道大学大学院 理学研究科 化学専攻 博士課程修了(1999)
職歴:工業技術院・産業技術融合領域研究所、科学技術振興事業団・科学技術特別研究員、
   産業技術総合研究所、東京大学・生産技術研究所(特任助手)、JST・さきがけ研究員(兼任)
   を経て現職
専門領域:分子ロボティクス

センター主催のシンポジウム・講演会について

当センターの活動の一環として、シンポジウム・講演会を年3〜4回程度開催しています。その目的は、多分野にまたがる自然科学の相互理解を深め、研究の推進と教育の質の向上を図ることにあります。参加費は無料です。特に指定のない場合、聴講の対象に制限はなく、事前申込は不要です。ただし、取材の場合は事前に許可を取って下さい。

天災・交通事情など予期せぬ事態により変更・中止となる場合がございます。
その場合、本ウェブサイトで告知しますので、事前にご確認下さい。

問合せ先:慶應義塾大学 自然科学研究教育センター 事務局 (日吉キャンパス来往舎内)
〒223-8521 横浜市港北区日吉 4-1-1
Tel: 045-566-1111(直通) 045-563-1111(代表) 内線 33016
office@sci.keo.ac.jp

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