自然科学研究教育センター講演会 第50回 終了
Big Data Assimilation: from Torrential Rain Prediction to Prediction Science
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- 日時 :
- 2024年01月18日(木)16:30〜18:00
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- 会場 :
- 日吉キャンパス 来往舎 シンポジウムスペース
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- 主催 :
- 慶應義塾大学 自然科学研究教育センター
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- 講師 :
- 三好 建正 氏
理化学研究所 計算科学研究センター データ同化研究チーム チームリーダー
Team Leader, RIKEN Center for Computational Science Data Assimilation Research Team
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- 参加費 :
- 無料( 事前申込必要 )
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- 対象 :
- 学生・教職員・一般
このイベントは終了しました
講演要旨
データ同化は、シミュレーションと現実世界をシンクロし、予測や制御を行う要である。天気予報で高度に発展してきたが、近年デジタルツインを実現する方法として様々な分野に応用が広がっている。理化学研究所では、スーパーコンピュータ「京」や「富岳」、フェーズドアレイ気象レーダや衛星データなどの新世代技術を組み合わせ、ゲリラ豪雨や、台風、集中豪雨の予測革新を切り拓いてきた。2021年東京オリンピック・パラリンピックの際には、スーパーコンピュータ「富岳」の威力を生かした「ビッグデータ同化」により、30秒ごとに更新する世界随一のゲリラ豪雨予測のリアルタイム実証実験に成功した。また予測と制御は密接に関係しており、データ同化は最適制御の方法に基づく。予測可能性研究が進み、天気予報の精度が向上してきたことを背景に、内閣府が主導するムーンショット目標8では講演者が旗振り役となって気象制御に向けた取り組みも始まっている。さらに今後、気象予測を超え、様々な分野の予測制御困難に立ち向かう「予測科学」というべき新たな展望が見えてきた。
申込方法
フォーム
https://forms.gle/jBVMoFCDmiGYkYDX7からお申込みください。
先着順に120名まで受け付けます。
申込期間
12月4日(月)午前9時~
プロフィール
Team Leader, RIKEN Center for Computational Science Data Assimilation Research Team
センター主催のシンポジウム・講演会について
当センターの活動の一環として、シンポジウム・講演会を年3〜4回程度開催しています。その目的は、多分野にまたがる自然科学の相互理解を深め、研究の推進と教育の質の向上を図ることにあります。参加費は無料です。特に指定のない場合、聴講の対象に制限はなく、事前申込は不要です。ただし、取材の場合は事前に許可を取って下さい。
天災・交通事情など予期せぬ事態により変更・中止となる場合がございます。
その場合、本ウェブサイトで告知しますので、事前にご確認下さい。
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