自然科学研究教育センター講演会 第3回 終了
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- 日時 :
- 2010年01月15日(金)21:36
18:15~19:45
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- 会場 :
- 慶應義塾大学 来往舎2階 大会議室
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- 主催 :
- 慶應義塾大学 自然科学研究教育センター
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- 講師 :
- 山口 真美 氏
中央大学文学部・教授
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- 参加費 :
- 無料 ( 学生の参加歓迎 )
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- 対象 :
- 学生・教職員・一般
このイベントは終了しました
講演内容
本講演では,心理実験によって明らかにされた,赤ちゃんから見た世界を紹介します。私たちは,色・形・動き・空間といったさまざまな視覚情報を統合して世 界を見ていますが,こうした視覚世界は生まれつき備わっているものではありません。成人のように世界を見るためには,視覚機能の成熟化と環境による学習が 必須とされます。中でも視覚の発達は,生後8ヶ月までにかなりの発達がみられることがわかっています。
私たちの研究室では生後2~8ケ月を対象として,比較的高次な視覚機能を調べる実験を行っています。特に,人が得意とする複雑なパタンで ある顔認知発達については,乳児の脳活動を計測した一連の研究と,錯視図形の研究を紹介します。近年開発された近赤外線分光法(NIRS)を用いて,乳児 の脳活動を計測することが可能となりました。この機械を用いて,乳児が顔を見ている時に顔特有の脳の部位が活動することを示すことができた,一連の研究に ついてお話します。
プロフィール
センター主催のシンポジウム・講演会について
当センターの活動の一環として、シンポジウム・講演会を年3〜4回程度開催しています。その目的は、多分野にまたがる自然科学の相互理解を深め、研究の推進と教育の質の向上を図ることにあります。参加費は無料です。特に指定のない場合、聴講の対象に制限はなく、事前申込は不要です。ただし、取材の場合は事前に許可を取って下さい。
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