自然科学研究教育センター講演会 第37回 終了
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- 日時 :
- 2016年12月21日(水)16:30〜18:00
16:30~18:00
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- 会場 :
- 日吉キャンパス 来往舎1階シンポジウムスペース
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- 主催 :
- 慶應義塾大学 自然科学研究教育センター
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- 講師 :
- 新田宗土
慶應義塾大学商学部物理学教室 准教授・センター所員
木村太郎
慶應義塾大学経済学部物理学教室 助教・センター所員
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- 参加費 :
- 無料
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- 対象 :
- 学生・教職員・一般
このイベントは終了しました
講演題目
新田宗土:慶應義塾における「トポロジカル・サイエンス」プロジェクト
木村太郎:物理学とトポロジー
講演要旨
2016年ノーベル物理学賞のキーワードとなった「トポロジー」による物理学の研究は近年,とりわけ素粒子・原子核・宇宙・物性に至る広範な分野においてその重要性が高まっており,物理学における新しい共通言語としての地位を確立しつつある.トポロジー (位相幾何学) とは数学の一分野であり,一般にイメージされるような「物理 = 微分・積分,ベクトル」などの“固い”ものではなく,形を変えても変わらない性質に着目する“柔らかい”考え方である.この様なトポロジー的考え方によって多くの物理現象を系統的に理解することが 可能となり,例えば電子状態のトポロジーの差異で金属・絶縁体のいずれの様にも振る舞う「トポロジカル絶縁体」はトポロジー的手法が必要となる最たる例になっている.
この様にトポロジーによる物理学研究の機運が高まる現在,日吉 (矢上) キャンパスでは私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「トポロジカル・サイエンス」が展開しており,日本でも随一の拠点として,分野を超えた多くの研究が進展している.本講演会は「物理学とトポロジー」と題し,(1) 日吉における「トポロジカル・サイエンス」の取り組みを通して,また (2) 主として本年のノーベル物理学賞の話題を通して,非専門家に向けた講演を行う.
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