自然科学研究教育センター講演会 第38回 終了
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- 日時 :
- 2017年01月20日(金)16:30〜18:00
16:30~18:00
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- 会場 :
- 日吉キャンパス 来往舎1階シンポジウムスペース
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- 主催 :
- 慶應義塾大学 自然科学研究教育センター
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- 講師 :
- 雨宮 昭南 氏
東京大学名誉教授・慶應義塾大学訪問教授
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- 参加費 :
- 無料(申込不要)
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- 対象 :
- 学生・教職員・一般
このイベントは終了しました
講演要旨
棘皮動物は、5角形(五放射相称形)をもつことによって特徴付けられる動物群で、ヒトデ、ウニ、ナマコなど、我々の生活になじみの深い動物を含んでいます。その形からは想像することが難しいけれども、この動物群は我々脊椎動物に極めて近縁であって、脊椎動物を含む脊索動物門と棘皮動物門とは、互いに姉妹群に近い関係にあります。脊椎動物の起源を探るために、棘皮動物と脊索動物の共通祖先が持っていた形質(形と性質)を特定することは、重要な研究方向になることから、棘皮動物と脊索動物の双方の研究者によってその形質の研究が進められています。
化石記録や遺伝子解析の結果から、棘皮動物の中で祖先形質を最も良く保存している動物群はウミユリ類であることが解っています。この動物群は、今を遡る数億年の古生代の海で大繁栄し、大量の化石を現代に残していますが、現生種は深海性であり、一般に数千メートルの海底で発見されます。相模湾、駿河湾などの日本列島太平洋沿岸海域は、深海性生物が浅い海に現れる特殊な海として世界に知られ、本来は深海性のウミユリを水深100メートルくらいの海底から得ることができます。私たちは、日本近海のこの特性を利用して、ウミユリの発生過程や幼生形態の研究を続けてきました。
卵が幼生期を経て成体になる個体発生の過程には、しばしば、進化の歴史が刻まれています。この講演では、ウミユリの幼生の研究が、我々脊椎動物の起源にどのように繋がっていくかをお話しします。
プロフィール
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