自然科学研究教育センター講演会 第57回
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- 日時 :
- 2026年07月03日(金)16:30〜18:00
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- 会場 :
- 日吉キャンパス 来往舎2階 大会議室
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- 主催 :
- 慶應義塾大学 自然科学研究教育センター
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- 講師 :
- 清水 啓介 氏
海洋研究開発機構 地球環境研究部門 地球表層システム研究センター
海洋生態系変動研究グループ・副主任研究員
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- 参加費 :
- 無料( 参加申込必要 、当日会場で参加受付も可)
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- 対象 :
- 学生・教職員・一般
講演要旨
海辺で拾った貝殻を手に取ったとき、「この貝殻はどうやって作られたのだろう?」と考えたことはありますか。貝殻は単なる“殻”ではありません。貝殻は貝類が自らの細胞を使って作り出す「石」であり、その美しい色や模様、形には驚くべき仕組みが隠されています。貝類だけでなく、多くの生き物はDNAに記された設計図をもとに、カルシウムやケイ素などを含む鉱物を作り、それらを体の決まった場所で利用しています。このような生き物が作る鉱物は「バイオミネラル」と呼ばれ、長い年月が経っても化石として残りやすく、過去の生物や進化の歴史を読み解く重要な手がかりになっています。では、貝類はどのようにして貝殻を作り、様々な形を作れるのでしょうか。本講演では、最新の研究成果をもとに、その仕組みについて紹介します。さらに、地球規模で進行する環境変化と生き物の関係にも目を向けます。大気中の二酸化炭素の増加は地球温暖化だけでなく、海水酸性化を引き起こします。このような環境変化がこのまま続くと、将来の海では貝類やプランクトンなど、殻を作る小さな生き物たちはどのような影響を受けるのでしょうか。世界トップクラスの高精度マイクロX線CTを用いた最先端の3次元解析から見えてきた、小さな生き物たちの殻の変化について紹介します。また、私たちは実験室だけで研究をしているわけではありません。海洋調査船に乗り込み、ときには1か月近く海上で観測や生物採集を行います。本講演では、普段なかなか見ることのできない海洋調査の現場の様子も、写真や動画を交えながら紹介します。そして、貝殻に秘められた「生き物の石を作る力」の不思議から、地球環境の未来、海洋研究の最前線まで、貝殻を入り口として生命と海の奥深い世界を紹介します。
申込方法
参加申込フォームhttps://forms.gle/XZPD752d1ajxVko96
からお申込みください。
プロフィール
海洋生態系変動研究グループ・副主任研究員
2014年 東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 修了・博士(理学)
京都大学理学部 特定研究員、海洋研究開発機構 ポストドクトラル研究員、
イギリス エクセター大学 JSPS海外特別研究員、東京大学農学部 特任助教などを経て2024年より現職
【専門】
進化生物学、海洋生態学
【研究内容】
軟体動物の貝殻形成機構の進化や環境応答に関する研究
センター主催のシンポジウム・講演会について
当センターの活動の一環として、シンポジウム・講演会を年3〜4回程度開催しています。その目的は、多分野にまたがる自然科学の相互理解を深め、研究の推進と教育の質の向上を図ることにあります。参加費は無料です。特に指定のない場合、聴講の対象に制限はなく、事前申込は不要です。ただし、取材の場合は事前に許可を取って下さい。
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その場合、本ウェブサイトで告知しますので、事前にご確認下さい。
問合せ先:慶應義塾大学 自然科学研究教育センター 事務局 (日吉キャンパス来往舎内)
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