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自然科学研究教育センター講演会 第55回 終了

量子コンピュータとは何か
2025.11.05
  • 日時 :
    2025年12月10日(水)16:30〜18:00
  • 会場 :
    日吉キャンパス 第2校舎2階 224番教室
  • 主催 :
    慶應義塾大学 自然科学研究教育センター
  • 講師 :
    山本直樹
    慶應義塾大学理工学部教授、慶應量子コンピューティングセンター・センター長
  • 参加費 :
    無料( 参加申込必要 、当日会場で参加受付も可)
  • 対象 :
    学生・教職員・一般

このイベントは終了しました

講演要旨

素因数分解(21=3 x 7)を行う量子コンピューティングのイメージ

量子力学は、原子や電子など極微の世界を支配する理論です。そして、私たちの使っている情報技術の基礎には、微細化技術・半導体物理などがあり、それらの多くは実は量子力学によって支えられています。そしてさらに、この原理を使うと、従来のコンピュータでは不可能だった計算の道が拓かれます。量子重ね合わせやもつれ(エンタングルメント)といった量子現象を用いることで、特定の問題において劇的な計算高速化を実現できる可能性があるのです。近年、この「量子コンピュータ」開発の進展は目覚ましいものがあります。それは今年のノーベル物理学賞が「量子状態を人工的に制御し、マクロな世界でも量子のふるまいを実証した研究」に授与されたことからも伺えます。
2025年は、量子力学誕生からちょうど100年にあたる節目の年として、国際的にも「国連量子科学技術年」と定められています。本講演では、このような歴史をふりかえりつつ、量子コンピューティングの原理・現在の開発状況・応用・将来性などについてお話しします。

申込方法

参加申込フォームhttps://forms.gle/XZPD752d1ajxVko96
からお申込みください。

プロフィール

山本直樹
山本直樹
慶應義塾大学理工学部教授、慶應量子コンピューティングセンター・センター長
1999年東京大学工学部計数工学科卒業、2004年同大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。カリフォルニア工科大学研究員、オーストラリア国立大学研究員を経て2008年、慶應義塾大学理工学部物理情報工学科専任講師。現在、同大学教授、慶應 量子コンピューティングセンター・センター長。量子計算、量子制御の研究に従事。博士(情報理工学)。

センター主催のシンポジウム・講演会について

当センターの活動の一環として、シンポジウム・講演会を年3〜4回程度開催しています。その目的は、多分野にまたがる自然科学の相互理解を深め、研究の推進と教育の質の向上を図ることにあります。参加費は無料です。特に指定のない場合、聴講の対象に制限はなく、事前申込は不要です。ただし、取材の場合は事前に許可を取って下さい。

天災・交通事情など予期せぬ事態により変更・中止となる場合がございます。
その場合、本ウェブサイトで告知しますので、事前にご確認下さい。

問合せ先:慶應義塾大学 自然科学研究教育センター 事務局 (日吉キャンパス来往舎内)
〒223-8521 横浜市港北区日吉 4-1-1
office@sci.keio.ac.jp

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