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学生の学習背景を考慮した実習教材

本事業の概要

慶應義塾大学では,文系学生の大半が実験を含む授業を履修し,経済学部,商学部では数学が必修となっています。自然科学科目(および実験)に対する多様な入学以前の経験度を持つ学生が混在していますので,それぞれの経験のレベルに合わせて自習もできる補助的な教材開発を行います。このような大学入学以前での学習背景の差へのきめ細やかな対応は初年次教育の重要な要素であると思われます。教材は web を使って学生に容易にアクセスできるようにし,必要に応じて学生が解答を入力するインターフェースを持つ,積極的な情報通信技術の活用をしたものです。数学補習教育のシステム化(IV-1),科学実験の基本およびテーマ説明用マルチメディア教材開発(IV-2),科学リテラシー向上のための教材開発(IV-3)といった内容を実施します。

大学入学以前における理系科目の履修状況が多様な学生層を考慮し,自習用の教材の開発を含め,よりきめ細かい指導をします。そして,学生が高校までの学習経験によらずに,確実に科学的思考能力を習得するのが本事業の目的です。学生のレベルに合わせるだけではなく,講師の目的に合わせて必要に応じてカスタマイズできるようなものを目指しており,以下に説明する具体的なプロジェクトを行います。開発する教材は,対面による通常の授業を補完するものであって,代替するものではありません。しかし,自分が不足していると思う面を学生が webインターフェースを通じて容易にアクセスし,自分の都合に合わせて実習で補えるのが重要な面です。

IV-1 数学補習教育のシステム化:
数学的な概念を理解するには実際に自分で計算をする実習が必要です。これを講義の目的と学生のレベルに合わせて,webを用いて提供します。

IV-2 科学実験の基本およびテーマ説明用マルチメディア教材:
自然科学科目を履修する文系学生には,高校で実験を十分に経験してきた学生もいますが,中には実験の経験がほとんど無く,基本的な実験器材の使い方も知らない学生も多くいます。実験の基本概念や実験の基本操作は文字と図だけのテキストだけでは説明しにくく,使用する器具や装置を実際に見ないとイメージがわかない場合も多いです。ビデオを含め,マルチメディアの教材を開発して導入することにより,どの学生でも確実に理解をし,内容の本質を習得できるようにするのが本事業の目的です。どのような状況,場面で活用するのが有効であるかも調査し,導入の参考にします。

IV-3 科学リテラシー把握のための教材開発:
教材を開発したり,実習,実験を行ったりした際に内容がどの程度身についているかを把握するための教材を開発します。成績評価のための試験ではなく,より楽しみながら科学リテラシー能力を多面的に測る手法を開発し,学生の科学リテラシーとともに教育の効果をフィードバックし,教員の教育力を向上させていくのが目的です。

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