
宇宙を動かす力は何か 日常から観る物理の話
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発行年月2015/11
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ISBN978-4106106439
物理というと「公式を使って面倒な計算をする例のアレ」と思っていませんか?本物の物理には、この複雑な世界をなんとかシンプルに理解しようと格闘してきた先代の知恵と情熱がギュっと詰まっています。 この本では、慶應の文系学部で物理を教えてきた経験を踏まえて、「物理」という体系が産まれたプロセスを、数式を使わず、敢えて普通の言葉で書いてみました。内容としては、ニュートン力学と特殊・一般相対性原理の大切な部分を網羅しているはずです。 これから物理をはじめようとする方、物理は学んだけど何だかもやもやが残っている方、数学を使わないで物理なんてどうやるんだ?と思う方にお勧めしたいと思います。
風はなぜ吹くのか、どこからやってくるのか
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発行年月2015/05
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ISBN10: 4860644336 13: 978-4860644338
風は直接、目に見える現象ではありませんが、私たちの生活を大きく左右する天気の要素のひとつです。本書では、そんな風が吹く仕組みを解説します。海風・陸風やフェーン、ビル風といった身近な風から、やませ、だし、おろしといった地域特有の風、偏西風などの地球規模の風、低気圧や台風の風、気候と風の関係、風の利用や予測など、風に関する話が満載です。捉えどころのなさそうな、大気の流れを調べている研究者が、風の「姿」を捉える旅に招待します。
Holocene Geomorphic Development of Coastal Ridges in Japan (完新世における日本の砂州地形発達史)
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発行年月2015/03
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ISBN978-4-7664-2215-3
世界の堆積海岸に普遍的に分布する砂州地形は,日本の海岸低地にも広く発達しており,そこは過去1万年間(完新世)における人間活動にとっても重要な場となってきました。本書では,日本の砂州地形の形成過程に関する著者の研究成果を紹介した上で,地球規模の海面変化や日本列島の地殻変動が砂州地形の発達に与えてきた影響について考察しています。さらに,砂州地形の形成過程と人間活動との関わりについても明らかにしています。
X線結晶構造解析入門- 強度測定からCIF投稿まで-
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発行年月2014/09
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ISBN978-4-7598-1575-7
この本は,X線構造解析を分析手段として利用する,大学3年生以上の学生や研究者を対象としている。構造解析といっても,低分子の単結晶構造解析を念頭においている。本書では実際にX線を使って解析する人が,実験や解析で困ったときに現場で役に立つような本をめざした。すなわち,結晶学の専門家にとってごく当たり前だが入門者にとっては不慣れな,基礎的なことから解説してある,実践的にも使えるガイドブックである。
興味が湧き出る化学結合論―基礎から論理的に理解して楽しく学ぶ―
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発行年月2014/04
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ISBN978-4-320-04446-3
難解な化学結合論を難しい物理や数学の知識がなくても理解できるように説明している. 化学を暗記してきた学生に,化学が非常に論理立った学問であることを認識してもらえるよう構成してある. 例えば,本書を読めば,当然として受け入れてきた原子の構造,殻に収容でき得る電子の数もなぜなのかがわかる. 「なぜ?」と疑問を感じ,化学を,そして,物事を論理的に考える力を身につけてほしい. さらに,一歩踏み込んだ学習がしたい人向けの解説も盛り込んであるので,幅広く活用してもらえるだろう.