* 化学実験 [#bf3f6300]
実験テーマ毎に、そのねらいや概要、実験上の注意、実験テーマの履歴など、そして実験テキストのpdfファイルを掲載しました。実験テーマによっては、実験風景の写真も見られます。
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#contents
** はじめに [#x6eff904]
慶應義塾大学日吉キャンパスにおいて、「化学I・II（実験を含む）」（半期各3単位）の授業が文科系学部学生を対象として設置されています。これは午前あるいは午後の連続2コマの授業であり、講義と実験が隔週で行なわれています。ここでは、文系学生にどのような化学実験を行なっているのか、そのねらいや実験内容について紹介いたします。実験テーマ名をクリックすると、詳しい内容がご覧になれます。
** 実験テーマ [#m09f0c9e]
|~No.|~テーマ|~内容|
|1|[[金属イオンの系統分析>化学実験/金属イオンの系統分析]]|水溶液中の金属イオンを、溶解度の差を利用して分属する（性質の似ているものを何組かに分ける）。さらに、その第1，2，3属イオンを分離・確認する方法を学ぶ。|
|2|[[ホウ砂球反応と炎色反応>化学実験/ホウ砂球反応と炎色反応]]|金属原子からの発光、あるいは遷移金属化合物の色により、金属元素の種類が特定できることを知る。|
|3|[[中和滴定>化学実験/中和滴定]]|中和滴定により、食酢の酸濃度を測定する。|
|4|[[メチレンブルーの酸化と還元>化学実験/メチレンブルーの酸化と還元]]|酸化還元を例にとり、反応の速度が温度によって変わることを学ぶ。|
|5-1|[[ボルタ電池と燃料電池>化学実験/ボルタ電池と燃料電池]]|化学反応により、電気が作れることを学ぶ。また、光電池および燃料電池の理解を深める。|
|5-2|[[グルコース燃料電池>化学実験/グルコース燃料電池]]|備長炭と白金箔を電極材料として、燃料電池が作れることを学ぶ。|
|6|[[グリシナト銅（�供砲旅臉�>化学実験/グリシナト銅（�供砲旅臉�]]|アミノ酸が金属イオンに配位して、錯体を形成することを学ぶ。|
|7|[[原子スペクトルと光の作用>化学実験/原子スペクトルと光の作用]]|原子から発せられる光と、原子中の電子エネルギーとの関係を学ぶ。|
|8|[[ペーパークロマトグラフィー>化学実験/ペーパークロマトグラフィー]]|ペーパークロマトグラフィーを利用して各色素を分離し、そのRf 値を求めるとともに、未知試料の同定を行う。|
|9|[[キラリティ（左と右の区別）>化学実験/キラリティ（左と右の区別）]]|旋光度の測定や水晶の観察などを通して、分子や結晶のキラリティを学ぶ。|
|10|[[酢酸エステル類の合成（果物の香り）>化学実験/酢酸エステル類の合成（果物の香り）]]|アルコールと無水酢酸との反応により、酢酸エステルが生成すること（エステル化反応）を学ぶ。|
|11|[[アセトアニリドの合成>化学実験/アセトアニリドの合成]]|アニリンと無水酢酸との反応により、アセトアニリドが生成すること（アセチル化反応）を学ぶ。また、その収率を求める。|
|12|[[パラニトロアニリン赤の合成と染色>化学実験/パラニトロアニリン赤の合成と染色]]|アゾイック染料（繊維上でカップリングさせてアゾ染料を生成させる）を用いて綿布を染色し、その原理を学ぶ。|
|13|[[ナイロン66の合成>化学実験/ナイロン66の合成]]|ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸クロライドとの反応により、ナイロン66が生成すること（重合反応）を学ぶ。|
|14|[[タンパク質の定性反応>化学実験/タンパク質の定性反応]]|呈色、沈殿、凝固反応を通して、タンパク質の性質や構成アミノ酸の反応性を知る。|
|15|[[化学発光>化学実験/化学発光]]|ルミノールおよびルシゲニンの反応に伴う発光を観察し、その原理を学ぶ。|
|16|[[フェノールフタレイン類の合成>化学実験/フェノールフタレイン類の合成]]|無水フタル酸とフェノール類を濃硫酸存在下で加熱すると、種々の色素が生成することを学ぶ。|
|17|[[硫酸銅（�供砲旅臉�>化学実験/硫酸銅（�供砲旅臉�]]|無機化合物の合成の典型例として、銅粉末を硫酸銅五水和物の結晶へと変換する。また、その収率を求める。|
|18|[[アルコール発酵>化学実験/アルコール発酵]]|発酵という現象は、微生物内の酵素による化学反応であることを学ぶ。またその最適温度を調べる。|
|19|[[セッケンの合成>化学実験/セッケンの合成]]|油脂をアルカリで加水分解すると、セッケンが生成することを学ぶ。また、その水溶液の性質を合成洗剤の場合と比較する。|
