* スケッチの描き方 [#c2be2f62]
#ref(生物学実験/タイトル画/Tスケッチ.jpg,exif,right,wrap,around);
#contents

** はじめに  [#mb60bd78]
生物実験におけるスケッチは、生物の特徴や重要な構造と形態を表現するものである。デッサンとは異なり、見えたままを描くものではない。スケッチをすることで、対象の細部まで観察する姿勢が身につく。

** 留意点 [#pdbeee91]
++スケッチを描くときは、先のとがった2H、3Hなどの硬い鉛筆を用いる。
++細部まで表すことができるように、なるべく大きく描く。
++最初に薄く輪郭を描き、修正しながら、濃い線で仕上げると描きやすい。ただし、生物のスケッチでは、構造を線で表すため、輪郭は1本の連続した線で描く([[図1a, c>#fig1]])。
++黒く見えても塗りつぶす必要はない。濃淡を表現したい場合は、密な部分や不透明な部分を点描し、斜線などは使わない([[図1b>#fig1]])。
++見えるものを全部描く必要はなく、意味のある構造のみを表現し、同じ構造の繰り返しの場合は、繰り返しの一部のみを描写して、残りは省略してもよい([[図1d>#fig1]])。
++目的に応じて、最も適した標本を探し出し、スケッチする。顕鏡した場合は、微動ハンドルと絞りを調整して、立体的に観察したものを総合的にスケッチする。視野の円い輪郭を描く必要はない([[図1d>#fig1]])。
++スケッチだけでは表せないところは言葉で表現してもよい。
++描いた標本の実際の大きさがわかるように、スケールをいれる。
|&ref(スケッチ.jpg);&aname(fig1);|
|CENTER:''図1. スケッチを描く時の留意点''|
#br
**印刷用PDFマニュアル [#y563ccf6]
#ref(スケッチの描き方制限.pdf)
#ref(スケッチの描き方.pdf)

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS