*光源の特徴 [#zc996786]

-全体的に島津の光源のほうが優秀である。もう片方の細いタイプの光源は、輝線にまじって連続スペクトルが見える場合がある。

**島津 [#q5550b47]

|~種類|~原子名|~元素番号|~線の本数|~特徴|
|水銀|Hg|80|4|見やすい|
|ナトリウム|Na|11|6~9|見やすい|
|カドミウム|Cd|48|6~8|見やすい|


**それ以外 [#ja94ba4d]

|~種類|~線の本数|~特徴|
|蛍光灯|4||
|水素|3||
|酸素|5|見やすい輝線がない|
|窒素|NA|ほぼ連続スペクトル|
|アルゴン|3|たくさん見えるが、見やすい輝線なし。|
|ヘリウム|7|6本は観測しやすい|
|ネオン|23|多いが測定はしやすい|

*エネルギー準位の同定 [#o635c468]

-http://physics.nist.gov/PhysRefData/ASD/index.html
-2005/2にVer2→Ver3に上がり、非常に使いやすくなった。波長と遷移の情報が一度に出るようになった。

** 表の見方[#f2ecc73d]
-原子の名前に
 Ne I, Ne II
のような記述が出てくる。Iは中性、IIは第一イオン化された原子をあらわす。
http://www.cfa.harvard.edu/amdata/ampdata/kurucz23/spectro-not.html
-Intensityの数字の横の(*)は、複数の準位が近すぎて区別できない
-Intensity の横に文字がつくことがある
 b - band head
 c - complex
 d - line consists of two unresolved lines
 h - hazy
 l - shaded to longer wavelengths
 P - a persistent line 
 r - easily reversed
 s - shaded to shorter wavelengths
 u - unresolved shoulder on strong line
 w - wide
-A&subsc{ki};は遷移確率
-表が5行おきに青色で塗られている。表を見やすくするためで意味はない(と思われる。)


*波長の計算(グレーティング) [#m4037cb0]

グレーティング(回折格子)を用いた実験において、波長は
#tex(center,"\lambda= (d \sin\alpha)  /n")
から求まる。αは回折の角度、dは光子間隔、nは何番目のパターンかをあらわす。αは最大0.13 [rad] 程度で、sinα〜α としたときの値の誤差は最大0.3%である。

*参考文献 [#abaa5af3]
-「原子スペクトルと原子構造」、G. Herzeberg http://opac.lib.keio.ac.jp/cgi-bin/nph-mgwcgi?MGWLPN=OPAC&NSPACE=KMC1
-「原子スペクトルと原子構造」、G. Herzeberg 
http://opac.lib.keio.ac.jp/cgi-bin/nph-mgwcgi?MGWLPN=OPAC&NSPACE=KMC1
-Atomic Spectroscopy, W. C. Martin and W. L. Wiese,   http://physics.nist.gov/Pubs/AtSpec/index.html


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