* 遠心機の使い方 (株式会社コクサンH-11NA) [#za979cb2]
RIGHT:SIZE(9){画像をクリックすると拡大表示されます。}
#ref(生物学実験/タイトル画/T遠心機.jpg,exif,right,wrap,around);
#contents

** はじめに  [#ee12ec67]
遠心機は高速で回転する機器であり、その力は、想像以上のものがあり、使用法を誤ると大けがをする恐れもあるので、注意深く操作する。

** 手順 [#e1c383dc]
+回転中に遠沈管([[図1>#fig1]])が割れ、サンプルを失うことがないように、必ず、使用前に遠沈管にひびや傷がないことを確かめる。
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|CENTER:&ref(遠沈管 1.jpg,,50%);&aname(fig1);|
|CENTER:''図1.遠沈管''|
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+遠沈管にサンプルを入れる。サンプルの水面が遠沈管のメモリより上に来ないようにする(遠沈管全体の8割までとする。)
+2本の遠沈管をひと組として遠沈管比重計(天秤)([[図2>#fig2]])に乗せてバランスを取る。軽い方の遠沈管に溶媒をピペットで1滴ずつ加えて、釣り合うようにする。サンプルが奇数の時は、水をいれた遠沈管でバランスを取る。
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|CENTER:&ref(sDNA5.jpg,,50%);&aname(fig2);|
|CENTER:''図2.遠沈管比重計''|
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+バランスを取った遠沈管同士を回転軸に点対称の位置に装填する([[図3a>#fig3a]])。ローターには、番号がついているので、どの番号にどの試料をいれたかを記録しておく。H-11NAでは、一回の運転 で4組8本までの遠心が出来る(空のバケットがあってもかまわない)。
+回転数調節つまみ([[図3b>#fig3b]])が「0」の位置にあることを確認する。
+タイマー([[図3b>#fig3b]])を該当するヘルツのメモリで(関東の場合:50Hz)希望する時間にあわせる
+回転数調節つまみを徐々に廻すと回転が始まる。回転計([[図3b>#fig3b]])をみながら、希望の回転数になるまでゆっくりと廻す。だいたい「6」の位置で3000回転となる。&br;
★ガタガタと異常な振動が生じた場合は、すぐにタイマーを「0」に戻し、遠心機から離れる。このときタイマーを「0」を越えて廻すとON状態(いつまでも回り続ける)になるので注意する。遠心機が止まったら試料が対称にセットされているか、バランスがとれているかを再度確認する。ローターの回転中には蓋を絶対に開けない。
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|CENTER:&ref(遠心機3.jpg,,50%);&aname(fig3a);|CENTER:&ref(遠心機2.jpg,,50%);&aname(fig3b);|
|CENTER:''図3.遠心機''||
|a) ローター|b) 外観|
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+回転が安定したら改めてタイマーを希望時間にセットし回転が終了するのを待つ。
+回転が完全に止まってからサンプルを取り出す。&br;
★同じ回転数で2回以上遠心をするときは、速度調節つまみを動かさずにタイマーだけでON/OFFすることが出来る。

**PDFマニュアル [#jd61486a]
**印刷用PDFマニュアル [#jd61486a]
#ref(遠心機の使い方.pdf)

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