* 光の干渉 [#yd7a1ea6]

#ref(rat_sli_.jpg,right,wrap,around,exif)

干渉は波動に特有な現象である。コヒーレントな光源であるレーザー光を用いることにより、通常の教科書に載っている説明そのままの、美しい干渉模様を観測することができる。

RIGHT:回折格子(上)および二重スリット(下)を通過させたレーザー光の像→

#clear

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#contents
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**概要 [#w0e5f4f5]

干渉は波に特有な現象である。とくにこれが可視光について見られることから、光が波動の性質を持つことがわかる。

干渉の原理を説明するのに最も適した例として、穴の間の距離がdの二重スリットを考える。この二重スリットに位相のそろった平面波(波長λ)を入射すると、縞模様が観察される。縞のパターンは波の重ね合わせの原理から予測できる。スリットから距離lだけ離れた面上で、2つのスリットの中点にあたる位置を原点にとり、そこからの距離をxとする。すると、
#tex(center,"\frac{xd}{l}=n \lambda \quad (n=1,2,\cdots )")
の位置に強い光が見られる。

本実験では、レーザー光源を用いることにより、上述の状況を忠実に再現することができる。さらに、二重スリットだけでなく、単スリット、回折格子についても回折・干渉像を観察する。


**特徴 [#a97823f5]

-理論的な説明そのままのセッティングであり、何をやっているかわかりやすい
-装置の設置は極めて簡単であり、時間もかからない
-美しい干渉・回折像を肉眼で見ることができる


** 装置 [#r2a939c1]

- 詳細については、[[実験マニュアル>#manual]]を参照

|CENTER:回折格子(グレーティング)&br;&ref(glid.jpg,nolink);|CENTER:単スリット、複スリットおよび台&br;&ref(stands.jpg,nolink);|
|CENTER:レーザー光源&br;&ref(laser.jpg,nolink);||


** 実験の流れ [#mf8781be]

- 詳細については、[[実験マニュアル>#manual]]を参照

|~画像|~手順|
|#ref(step1.jpg,nolink)|装置をセットし、壁に回折光を映す。レーザーの焦点を合わせる。|
|#ref(step2.jpg,nolink)|壁に映った様子。|
|#ref(step3.jpg,nolink)|壁に方眼用紙を貼り、干渉模様の位置にマーキングしていく。|

**実施時の注意点 [#v957e25d]

-レーザー光を眼に入れないように注意を徹底する必要がある

** 実験結果について [#z99bdc89]

|~測定量|~光の波長1|
|標本数|300|
|平均値|644.38 [nm]|
|標準偏差|14.18 [nm]|

&br;

#ref(kansyol1.txt.gif,center)

&br;

//|~測定量|~光の波長2|
//|標本数|300|
//|平均値|644.71 [nm]|
//|標準偏差|12.12 [nm]|

//&br;

//#ref(kansyol2.txt.gif,center);

&br;

|~測定量|~単スリット幅|
|標本数|300|
|平均値|0.24 [mm]|
|標準偏差|0.09 [mm]|

&br;

#ref(kansyod1.txt.gif,center);

&br;

|~測定量|~2重スリット幅|
|標本数|300|
|平均値|0.18 [mm]|
|標準偏差|0.007 [mm]|

#ref(kansyod2.txt.gif,center);


** 実験マニュアル [#n270e049]

[[物理学実験/著作権について]]をご一読ください。
>ダウンロード: &ref(光の干渉.pdf);

>ダウンロード: &aname(manual);&ref(kansyo.pdf);

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RIGHT:[[物理学実験/著作権について]]


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//RIGHT:閲覧制限中


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