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[2011.12.05]大学教育推進プログラム 自然科学教育シンポジウム(第1回)実施報告

2011年11月19日(土)午後1時より本学日吉キャンパスにおいて、自然科学教育シンポジウムを開催しました。これは、平成22年度文部科学省に選定された大学教育推進プログラム「科学的思考力を育む文系学生の実験の開発-実学の伝統の将来への継承-」の事業の途中経過を報告し、それと関連して自然科学教育の在り方を議論するもので、大学関係者を中心に約50名が参加しました。

第1部の活動報告は、長谷山彰常任理事による開会のあいさつで始まり、青木健一郎実行委員長を先頭に、この大学教育推進プログラムの事業内容と活動の報告が5件なされました。物理、化学、生物、心理の各分野における学生実験のテーマ開発および実施上の工夫などが紹介されました。これにより、3年間の取組における中間点での進捗状況を確認し、今後の目指す方向を明らかにすることができました。

第2部では、辻敬一郎名古屋大学名誉教授による心理学教育に関する講演の後、「科学的思考力を育むにはどうするか」というテーマでパネルディスカッションが行われました。実験を通して文系学生に自然科学を教育する意義や有効性が議論されました。また、フロアーからの意見もまじえて、日本における理科教育の問題点と大学の役割についての意見交換もなされました。この討論にパネラーとしても加わった真壁利明常任理事によるあいさつが最後にあり、閉会しました。このシンポジウムを通して、「科学的思考力」とは何かまたいかに育むかを、各人が改めて考える機会となりました。今回参加者から得られた意見に留意して,科学的思考力を育む実験を開発していく所存です。

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